ご挨拶

「身体を保って、心満たす」
平均寿命と健康寿命の乖離を少しでも少なくできれば・・・こんな一念で高齢者ケア推進協会は設立されました。新陳代謝で私たちの身体は常に新しくなっています。それでも歳を重ねるとからだのどこそこの不具合を実感するのは致し方ありません。それこそ機械のように部品交換できない私たちのからだ,でもそのかわりにそれぞれの臓器がお互いに補って全体の機能を維持する力が備わっています。多くの方が介護問題に悩む中,びっくりするほど闊達な「おじい」「おばあ」もいらっしゃいます。

ホール・ボディ・アプローチ(からだ全体アプローチ),いつも全体のバランスを意識して,バランスの悪い部分にバランスが維持できる程度まで正しくケアをする。世の中には様々なスキルがあり,それぞれがばらばらにその利点を誇大強調しています。いわく「何々さえすれば寝たきりにならない…等」。最近,高齢者だけでなく中壮年,さらには若年層でも隠れた栄養障害が増えているといわれます。栄養は食べることから得ますが,偏った食事が健康を害することは自明なまでも,たとえば良質なたんぱく質を摂って筋肉をつけようと食べることだけ注意を払っていても筋肉量は維持されません。筋肉自体にも適切な環境(ケア,運動)が必要です。要するにひとの身体はすべてつながっているのです。食べて栄養を摂って栄養を使ってからだを動かして息をして酸素を取り込んで細胞を新しくして・・・結果私たちは元気な自分を自覚するのです。

ひとは二本脚歩行となって手を自由に使えるようにしたため,進化しました。しかし予備の無い脚はその機能の低下を放置すると,次第に歩けなくなります。そして日常活動の低下が,健康寿命を奪っていく。そこで高齢者ケア推進協会では,まずここをターゲットとしたプログラムからスタートすることとしました。

フットケアで第二の心臓といわれる足を整えて,つぎに整えた足を鍛えるフレイルトレーニングで「歩く」を維持する。健康寿命確保の第一歩です。プログラムでは知識やスキルを得て日々のセルフケア,セルフトレーニングに取り入れられるだけでなく,広く啓蒙できるように指導者も養成していきます。第一歩をマスターしたら第二歩,第三歩・・・健康寿命を維持して,健康寿命で楽しい毎日を見つけるためのホール・ボディ・アプローチ・プログラムを展開していきます。

「生きていて楽しい」を高齢者ケア推進協会は手に入れたいと思います。

一般社団法人高齢者ケア推進会
初代理事長 髙塚 健太郎

設立趣旨

超高齢化社会の日本において、高齢者がより長く、楽しく豊かに暮らすための「予防教育」を全国に啓蒙するとともに、この予防教育を遂行するための指導者や施術者の養成を行うことを目的とする。

ホールボディ・アプローチ

本協会は、この一枚の発想からからはじまりました。

一般社団法人高齢者ケア推進協会の始まりを表すホールボディ・アプローチの図

協会の活動内容

  1. 教育プログラムの企画および作成
  2. 教育プログラムの提供および実施
  3. 教育プログラムの指導者の養成、指導者の派遣および指導者の支援
  4. フットケア施術者等の養成および派遣
  5. 当法人の目的に関連する各種設備、物品の企画、開発、製造および販売
  6. 会員の募集および各種認定証発行

運営組織

代表理事

髙塚 健太郎
医師

常任理事

梶西 ミチコ
ETナース ※ET:EnterostomalTherapist
日本褥瘡学会 評議員
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 監事
松下 秀明
言語聴覚士
SOMPOケアネクスト株式会社 顧問
大杉 京子
同協会 フットケア代表講師
株式会社アンジェラックスプランニング 会長
大西 美香
同協会 フットケア認定講師
看護師
宮﨑 一弘

協力

堀田 由浩
医師、統合医療希望クリニック 院長
秋田 豊
サッカー元日本代表、株式会社サンクトジャパン代表取締役
大野 有三
理学療法士、健康運動指導士

顧問

白庄司 英明
白庄司税理士事務所

事務局

株式会社メディカルセミナーズ